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2015-11-10Airbnbで空室活用①。

今日は空室活用で話題の「Airbnb」についてお話ししたいと思います。

毎年海外から日本への旅行者というのは数多くいますが、今年は9月時点ですでに1342万人。
去年の1年間の外国人旅行者数を既に超えていて、未だかつてないほどの外国人旅行客が日本に押し寄せています。

そこで問題になってくるのが、宿泊施設の確保。そうホテルです。

来日したのはいいけれど、泊まるホテルが無ければ話になりません。
ですが、そのホテルも、同じような外国人旅行者で満室状態のホテルばかりで宿泊施設が足りていないのが現状です。特に大阪は足りていないと聞いています。

それでは、みなさんはどのようにホテルを確保しているのでしょうか?

ここで出てくるのが「Airbnb」です。

元々は「bnb」ベッド・アンド・ブレックファストの略で、イギリスや北米、アイルランドなど、主に英語圏各国における(多くの場合小規模な)宿泊施設で、宿泊と朝食の提供を料金に含み、比較的低価格で利用できるもののことで、多くのB&Bは家族経営による小規模な宿泊施設で、通常の住宅・民家をリフォームして営業している
宿が多との事です。

B&Bは、日本やアジア諸国のバックパッカー向けの安価な宿泊施設のゲストハウスとは異なるのが特徴です。
こういったものが外国人旅行者が来日し、日本のホテル空室が少ない現状に救世主のようにブームとなっているのです。

実際日本でブームになっている内容といたしまして、自分が住んでいる家・もしくはAirbnb用に借りた部屋をAirbnb専用のサイトを通し、外国人旅行者に貸し出すという事となります。

例と致しまして、家賃が月7万円の1LDKの場合。
月平均20日の宿泊予約が入ったと仮定して、1日当たり10,000円で貸し出すと10,000円×20日=200,000円 という計算になります。
当然1泊あたりの単価を上げればもっと大きい利益を生むことも可能となります。

ですがメリットがある反面デメリットも当然の事ながら有ります。

現在日本での「Airbnb」は旅館業と抵触する恐れがあり、実際はグレーな部分が多いのが現状です。
大阪ではそういった規制を緩和する動きも出てきているみたいですが、まだグレーには変わりありません。

賃貸の方でも色々と問題もございます。

部屋を借りる際、必ず賃貸人と賃借人の2名間の契約となりますが、賃貸物件でAirbnbをする場合は賃貸人→賃借人→転貸人(宿泊者)となるので、転貸の許可をオーナー様から頂く必要があります。分譲マンションの1室なら管理組合の許可も必要になります。
仮に許可を頂いたとしても、夜遅くまで騒いだり、ゴミや共用部で騒いだりと、クレームの種は尽きません。

実際に、仲介業者様が、お客様(契約者)が住まれると思い仲介をした物件が、Airbnbに使用され、その仲介業者様が業務停止を受ける事案も発生しております。業務停止まではいかなかったとしても、賃貸契約は解除されるでしょう。

色々と壁が多い「Airbnb」ですが、空室を活用し、通常の賃料以上の収入を得られる可能性がある事を考えると、今後規制などが緩和され、堂々とできるので
あれば、これほどオーナー様にとって良い話は無いのではと思います。

日本を訪れる外国人観光客が急増する中、個人が住宅の空室などに外国人を有料で泊める「民泊」と呼ばれるサービスが広がっている。ホテルの部屋が足りなくなる一方、高齢化などで空室が増えているためだ。月400万円以上稼ぐケースもあり、関連事業も次々と登場している。ただ、多くは旅館業法で必要な営業許可を得ておらず、政府は実態調査に乗り出した。

 「高級ホテルはどの国にもある。私が泊まりたかったのは畳の部屋だ」。今春、フランス人の4人家族が京都市にある町家風の一般住宅に宿泊した。一家は飛行機のファーストクラスで世界を旅する富裕層。家主から住宅を借りて、フランス人に貸した会社員の男性(43)は「お金持ちが選んでくれて驚いた」と話す。

 両者をつないだのは、2008年創業の米Airbnb(エアビーアンドビー)社のサービス。インターネットで宿泊場所の提供者(ホスト)と旅行者(ゲスト)を引き合わせており、対象は190カ国、3万4000以上の都市だ。

 同社によると、日本の部屋の登録件数はこの1年で3倍以上に急増。8月現在、約1万3000件が登録されている。男性は京都の住宅のほかに賃貸マンションの部屋などをそれぞれの家主から了解を得て借りて登録している。多い時で月400万円以上を稼いだといい、「こんなに人気があるとは。大変な副収入だ」と驚く。

 男性は旅館業法で必要な営業許可を得ていない。「民間同士の自由な契約なのだから許可がなぜ必要なのか」と語る。

 ホスト向けサービスを代行するベンチャー企業も続々と誕生。通訳を派遣したり、室内の清掃を請け負ったりするなどして、売り上げの一部を手数料として受け取るビジネスだ。代行サービスが普及することで語学ができないと二の足を踏んでいたオーナー様もAirbnbに進出しやすくなっています。

大阪でも前年度の3倍のAirbnbの登録がされ始め、あちこちからAirbnbの話が聞こえてくるようになりました。

今後Airbnb活用していくには今以上に立地はもちろんのこと部屋の個性が大事になってくるでしょう。